老人と犬![]() なんでも聞くところによると、犬の1歳は人間の7歳に相当するという話である。 うちの犬はうちで生まれ育ってほぼ20年いるから、んーと色々計算してみると140歳というとんでもない老犬だということになる。 甘やかされっぱなしで育ったものだからいつまでも子供のようなルックス、動作、行動をするので、このところ頻繁に階段から落ちるようになるまで超高齢犬であるとは思えなかった。 年寄りなんだーと思ってみると、確かにもうヨボヨボした老犬である。 彼は結局大人になれないままジジイになっちまったわけで、その点飼い主とよく似ているわけである。 このところの3ヶ月間で急速に老けて、衰えを見せ始めた。 まず、3日に1回は階段から落ちる。 「ドドドドドド〜〜〜ン」と派手な音をたてて落ちはするものの、犬ってのは丈夫なもので、ややヨロヨロしながらも結構平然と居間に入ってくる。 大小便は1日3回の散歩の折りにするようになっていたのが、まずたまにオシッコを家の中でするようになり、そのうち毎日何度も家の中でするようになり、今ではウンコまであたり構わずするようになった。 朝、起きるとまずワタシャ家の中をウンコシッコをどこかにしていないかチェックをせねばならないのだ。 そのほか、毛が大量に絶えず抜け落ちるようになった。今頃の時期は、本来の毛の生え替わりと老齢による抜け毛とで大変な量の白い毛が抜け落ち、掃除機をいくらかけても毛玉がフワフワと床を覆っている。 掃除をした直後でも日に透かして床を見ると、オシッコの中を抜けて歩いたあとの乾いた足跡と抜け落ちた白い毛で床中真っ白に汚れたままである。たまにオシッコに気づかずに踏んづけた私の足跡もある。 我が家では洗い立てのタオルでさえ、白い毛にまみれており、うっかり顔など拭こうものなら、しばらくはペッペッと言ってなければならない。 ワタシャ、慢性副鼻腔炎のせいでずっと匂いを感じなかったのだが、癌かも知れないという甲状腺腫の切除手術をした際、今は点鼻薬を用いるだけで簡単に嗅覚が戻るかもしれないというので、嗅覚の治療も行ってもらった。 結果、嗅覚は戻った。 戻ってわかったことは、我が家は悪臭の巣であるということだ。 家の中一面に掃除機の排気臭を10倍強めたような匂いが漂い、普段イヌ、ネコがいる2階に近づくほど匂いは強烈になる。 そのうえ、我が家のもう一匹の住人ネコは発情期を終えたあとに、ありゃ経血なのかねえ、赤いオシッコをする。このオシッコはなぜか本人はネコのおトイレ以外の場所にすることを固く決めており、その最中を見つけて怒りつけてもまったく平然と当たり前のような顔をして経血を出し続ける。 こういう場所が家の中に何カ所かある。 そのうえ、ウンコもネコトイレでする以外に、別の場所に隠れてする癖もある。 もう3カ所ばかり小山になったウンコを見つけたが、発見して徹底的に洗浄処理すると他の場所を見つけてそこでするらしい。 そして、こりゃどこのネコでもするのだろうが、気づかれないような場所にこっそりゲロをする。 うちはイヌに加えて、ネコも飼い主に内緒でこっそりと悪臭のもとを製造し続けているのである。 んなわけで、ペット用消臭剤、部屋の消臭剤の消費量はとんでもないものである。 が、効き目はほとんどない。 なおかつ、うちのネコは自分の股間を丁寧になめて整えたあと、私の膝に飛び乗って私の口にも丁寧にキスして、たっぷりの愛情を表現してくれる。 ネコのウンコにはトキソプラズマだったか、確かそんな感じのものがあってこりゃ危険なものじゃなかったか? また、寝ている間に空中を漂っていた小さなイヌの毛が瞼の上につもり、起きたときうかつに目をこすると、シパシパした目をしばらく開けられないことになる。そのせいか近頃は一段と視力も落ちたような気がする。 ちゅうことで、私の家は「臭い」「汚い」「菌いっぱい」の3Kであり、決して人を家にいれられないし、ワタシャ、いずれ全身瘡蓋と膿にまみれて生活していかねばならないのではないかと思っているのである。 |
今日も猫マンマ
Will you still need me?
Will you still feed me?
When I'm sixty-four.





